お知らせ

<超微細レーザー加工コラム第1弾>レーザー加工史

コラム

2019.08.21

弊社では、超短パルスレーザーを使用した微細加工の受託加工サービスを提供しています。

レーザー光のうち、短い間隔で点滅を繰り返すものは「パルスレーザー」と呼ばれます。
そして、その中でも発光時間(持続時間)が短く、特にピコ(10-12)秒やフェムト(10-15)秒オーダーのレーザーは
超短パルスレーザーと呼ばれます。

 

後のノーベル賞技術によって導かれた加工技術

昨年2018年のことですが、CPA(Chirped pulse amplification)という方法を考案・実証した、ジェラール・ムル博士と
ドナ・ストリックランド博士がノーベル物理学賞を受賞されました。1985年の最初の論文発表から33年後のことです。
詳細はここでは割愛しますが、この技術はパルスレーザーの短パルス化と高強度化の発展に大きく寄与することとなりました。
そして、1990年代には世界中の研究機関で超短パルスレーザー加工が盛んに研究され始めました。

 

日進月歩のレーザー発振器

弊社には15年以上にわたって超短パルスレーザー加工の研究・開発に携わっていた技術者が在籍しています。
数年毎に新しいレーザー発振器がリリースされてくるのを見てきました。
開始当時に比べると、安定性は格段に向上し、日常的なメンテナンスは大幅に減ったそうです。

当時はまだ産業用の発振器はありませんでした。今よりも出力は低く、ランプ励起のため不安定で故障が多いものもありました。
半導体レーザー励起の超短パルスレーザーもありましたが、温度変化やちょっとした振動でモードロックが外れたりするなど
不安定な部分はありました。

2010年代からファイバー励起の超短パルスレーザーが産業用レーザーとして市販されるようになりました。
弊社で導入しているレーザー発振器はこれら産業用のピコ秒レーザーとフェムト秒レーザーになります。

 

なぜ超短パルス加工がいいのか?

レーザー加工は、基本的には、光が物質に吸収されることで起こる反応を利用します。
レーザー加工というと、ビームが物にあたって、そこが溶けて穴が開いたり、切れたりといういわゆる「熱加工」を
想像されるかもしれません。それとは違い、弊社で提供しているのは、「非熱加工」と呼ばれる加工になります。
(※正確には、照射の仕方で熱影響は変わります。)

そのメカニズムは、エネルギーが熱に変換される時間は約10ピコ秒と言われていて、それより短い時間で加工することで
熱影響が出にくくなることを利用します。それにより、ダメージ(バリ、クラック、やけなど)が低減されます。
従って、一般的に熱影響を小さくするにはパルス幅を短くする方向になります。

弊社でのピコ秒レーザーではパルス幅は<15ピコ秒、さらにフェムト秒レーザーを使用して加工することで
ご要望の品質に応じた高精度な加工を実現します。

超微細レーザー加工の詳細はこちらから、加工事例は、こちらからご覧いただけます。
微細レーザー加工技術など、お気軽にお問い合わせ下さい。

超微細レーザー加工事例紹介画像更新

お知らせ

2019.08.05

いつもWEBサイトをご利用いただきありがとうございます。

超微細レーザー加工3種(ニッケル材、SUS304材孔加工、PCDチップブレーカー加工)の加工事例の画像を更新しました。

詳細は、こちらからご確認ください。

微細レーザー加工技術など、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

日本機械工具工業会主催の「新庄(陰徳の士)賞」を受賞しました。

メディア

2019.07.21

6月12日(水)に東京のアーバンネット大手町ビルで開催された

日本機械工具工業会の定時総会にて、技術開発部の門 正次が表彰されました。

「新庄(陰徳の士)賞」は、永年にわたり、黙々と業務に励み会社の発展になくてはならない方を表彰する目的で設けられたものです。

入社以来、設計一筋に50年間勤務、定年退職後も後輩の指導にあたっていただいております。

信頼も厚く困ったときの駆け込み寺として、社員の皆さんから頼られています。

次世代法・女性活躍推進法にもとづく一般事業主行動計画

お知らせ

2019.07.04

女性の職業生活における活躍の推進に関する法律第8条に基づき、次のとおり一般事業主行動計画を策定しました。

【一般事業主行動計画の公表について】
株式会社光機械製作所は「次世代育成支援対策推進法」及び「女性活躍推進法」に基づき「一般事業主行動計画」を公表します。

1.計画期間
  2019年8月1日~2022年7月31日までの3年間

2.計画内容
 目標1:労働者に占める女性労働者数の割合を20%以上にする。
 対 策:事務及び製造部門でロールモデルとなる女性社員を雇用しており、採用活動の際にその旨を積極的にアピールし
               応募しやすい環境をつくる。

 目標2:月平均時間外労働を30時間未満とする。
 対 策:人員の適正配置ならびに改善活動により、時間外労働の削減をはかる。

 目標3:「こども参観日」の実施
 対 策:計画期間内に、保護者の働いているところを子供がみることができるよう企画する。

三重県障がい者雇用推進企業ネットワーク登録しました。

お知らせ

2019.06.03

このネットワークは、 障がい者雇用に実績のある企業(「応援する企業」)と、新たに障がい者雇用を

進めたい企業(「応援される企業」)で構成するネットワークです。

積極的に取り組んでいきます。