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お知らせ

業界初のキャラクター採用 工作機械用制御ソフト 「Ninja Assist」を開発しました。

プレスリリース

2024.05.24

若い世代のモノづくりへの関心を高め、作業者に寄り添うサポートを目指す

業界初のキャラクター採用 工作機械用制御ソフト「Ninja Assist」を開発

― 世界切削工具会議2024で各国の切削工具メーカーに向け発表 ―

 専用工作機械メーカーである株式会社光機械製作所(本社:三重県津市、代表取締役社長:西岡慶子、以下、当社)は、この度、伊賀忍者のキャラクターがCNC研削盤のオペレーターをサポートするCNC研削盤用の制御ソフト「Ninja Assist」を開発しました。
 「Ninja Assist」は、2024年5月21日(火)~24日(金)にグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で開催された「世界切削工具会議2024(WCTC2024)」にて、各国から参加の切削工具メーカーに向け発表しました。

 「Ninja Assist」は、忍者キャラクターがガイド役となり、CNC研削盤のオペレーターの操作上の疑問解決やトラブルシューティングをサポートします。例えば、作業に困った時に、取扱説明書を読まなくてもソフト画面上の“NIN‐NIN”ボタンを押すと、ディスプレイに忍者キャラクターが現れ、インタラクティブなやり取りを通じて、分かりやすくガイドし操作説明や申し送り・メモなども提示します。
 導入企業にオリジナルキャラクターがある場合には、忍者の代わりにそれを組み入れることも可能です。
 こうしたキャラクターを制御ソフトに導入することで、若い、あるいは経験の浅いオペレーターの苦手意識や先入観を軽減し、CNC研削盤に関心を持ちながら積極的に取り組んでもらうことを期待しています。

 これまで工作機械のCNCソフトにキャラクターを活用した事例で確認できるものはなく、当社の「Ninja Assist」は、少なくとも主要メーカーの中で世界初の取り組みとなります。
 数値を入力・表示することを前提にしたCNC装置のソフトの上で、どのようにキャラクターの役割を広げ、オペレーターのモチベーションと作業をサポートしていくか、今後、CNC装置メーカーのご意見をお聞きしながら、さらなる機能の充実を図っていきたいと考えています。

 製造業では、AIの進展や少子高齢化による人材確保難などの影響を受け、技能伝承が難しくなっており、当社にも「熟練者の研削・研磨技能をシステム化し、全自動機で実現することはできないか」といった切実な要望が多く持ち込まれています。
 そんな中、当社では、若い世代のモノづくりへの関心をもっと高め、楽しみながら積極的に取り組んでもらうためにどのような環境づくりや機械づくりをすべきか、社内で繰り返し議論してきました。今回開発した「Ninja Assist」も、若い社員を中心としたそうした議論の中から生まれたものです。
 さらに、キャラクターの作成は、女性を含む三人の社員が行いました。
 また、当社が本拠とする三重県とのつながりや伝統といった視点から、伊賀忍者をキャラクターのモチーフにし、伊賀上野観光協会様にもご協力をいただきました。

 当社は、基本理念として「Be professional!」、人材方針には「3Gs:Gender-free,  Generation-free and Global」を掲げ、長くダイバーシティ経営を推進してきました。当社が進めてきた、性別よりも能力・やる気、あるいは違いや特性を活かす人材育成や適材適所の人材活用を通じて、今回の「Ninja Assist」の開発をはじめとした様々なイノベーションが生まれています。
 今後も、当社が長年蓄積してきた技術力と多様な人の力を組み合わせ、産業界に価値ある製品をお届けしていきたいと考えています。

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社光機械製作所 第一製造部部長 深谷 (059)227-5511(代)
                      info@hikarikikai.co.jp

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